2025年05月05日

YouTubeをビジネスに活用したい方が、最初に知るべき不都合な真実

これからYouTubeをビジネスで活用しようとしているあなたへ。

YouTubeのやり方、実は「見本にしてはいけない相手」を真似しているかもしれません。

今回は、多くの人が陥る“うまくいかない理由”を、私自身の経験を交えてお伝えします。

YouTubeを始めるとき、一番大切なのは目的の明確化です。
あなたは、「広告収益を目的とするユーチューバー」ですか?
それとも、「自社の商品やサービス認知・集客・採用のために活用するビジネスYouTuber」ですか?
この目的を間違えると、思うように進まなくなります。

ユーチューバーとビジネスYouTuberの違い

ユーチューバーは、広告収益を得るために多くの人に見てもらうことが目的です。
だから、動画はこうなります

・ 世界観やコンセプト作りに時間をかける
・長尺(10分〜30分)で構成を練り込む
・BGM、アニメーション、テロップなど編集にこだわる
・カメラワークや音響も本格的
・定期的に投稿
・1本作るのに時間がかかる

例:
チャンネル登録者200万人超の【Naokiman Show】

これを真似して動画を作ろとすると、慣れている人でも恐らく1本の動画を作るのに何日もかかると思います。
慣れていない人なら日数の問題ではなく何から手をつけたら良いのか分からず、相当な時間を要すると思います。

すると、 「時間が足りない」 → 「動画が作れない」 → 「続かない」 → 「成果が出ない」
この負のループにはまる。

ビジネスYouTuberは“業績アップの仕組み”づくり

一方、ビジネスYouTuberは「自分の商品やサービスを知ってもらい、問い合わせにつなげること」が目的です。
たとえばこちら:

このスタイルだと、パターンを覚えれば3日以内に真似できるはずです。

・ iPhoneで撮影、簡単な編集
・ 1分前後の動画やショート動画
・投稿数は月30本〜60本
・サムネイル作成なし、限定公開も活用
・再生回数や登録者数は気にしない

こだわるのは「タイトル」と「キーワード」のみ。
それが検索エンジン経由での動画上位表示に大きく影響します。

つまり、顧客がGoogleなどで検索した際に動画が表示され見つけてもらうようにする。
そして、投稿した動画の説明欄にHPへの誘導や問合せ先へと誘導する。

実際の成果
1)私の講座を受けた企業では、累計1000本以上の動画を投稿された会社もあります。
その会社では、面接に来た学生全員が「会社のYouTubeを見て、楽しそうだと思いました」
と口を揃えたそうです。

2)動画やHPを見て一緒に協力して研究をしませんか?と
共同研究のオファーを直筆の手紙でいただいたと言われています。

3)スマホジンバル講座を探していたところ、Googleで【スマホジンバル講座】と検索。
するとリンクと動画が表示。
1つは、一眼カメラ用のジンバル講座、もう1つがスマホジンバル講座とドンピシャのタイトルで問合せから講座申し込みに。

これこそ、動画がもたらすリアルな成果です。

ここで既存ユーチューバーとビジネスYouTuberの違いを表にしてみました。

 

まとめ

もし、あなたが「ビジネスとしてYouTubeを活用したい」と考えているなら、
ユーチューバーを真似るのは遠回りです。

動画の目的が違えば、作り方も考え方も全く異なるのです。

誤解を恐れずに言いますとユーチューバーのように、凝った演出も、長い動画も、再生回数も、ビジネスYouTubeには必須ではありません。
あなたの目的が「売上」「認知」「採用」なら、やるべきことは全く違うのです。

いつも観ているお気に入りのユーチューバーなので勝手にあのテイストを作ろうとしがちですが、
まずは、見本にすべき相手を間違えないこと。

これが、ビジネスでYouTubeを成功させるための、最初に知るべき“不都合な真実”です。

追記

毎月30本の動画を1年間続けると単純に360本。
この本数を作っていると、カメラの前で話すのにも慣れて、編集の速度もだいぶ早くなっています。
そこから週に1本ぐらいは、3〜5分の動画を作ると良いかと思います。
動画に慣れていない時から10分前後の動画を作るのは本当に大変ですから。

1年間、1分前後の動画を大量に作れるようになると、
そこまで動力がかからずに動画を作ることができるようになっているはずです。