2025年12月15日
忙しいモノづくり中小企業でも動画配信で成果が出る! 成功事例と内製化を実現するたった一つの秘訣
モノづくり中小企業の悩みの1つにSNS活用があります。
「動画をやりたいけれど、なかなか手が回らない」
「忙しいし、何を話していいか分からない」
「誰が担当するの?業務が増えるのは嫌」
「動画制作したけどとても時間がかかる」
これらは、多くの中小企業が動画配信を始める際に抱える悩みです。
しかし、継続的なサポートを受けながら動画配信に取り組む企業からは、驚くほどの成果が報告されています。
今回は、ビジネスYouTube講座を受講していただいた兵庫県の企業様が、動画で成果を出された秘訣をお届けします。
継続の先に掴んだ、驚きの成功事例
動画配信の成果は、ある日突然、予告なく訪れます。
コツコツと動画投稿を続けた結果、中小企業のYouTubeチャンネルに大きな変化が起きています。
【事例1:認知度向上とメディア露出】
ある製造業の企業では、演者として出演している担当者が、来社したお客様から「YouTube出てますね」「動画、見てますよ!」と声をかけられることが日常に。
また、あるコンビニに行って会計すると店員からも「動画を見ました!親戚の仕事だったので漁師ってカッコいいと思いました」
これは、動画による認知度向上と信頼構築が成功している証拠です。
さらに、大手テレビ局から動画素材の利用依頼があり、実際に提供した素材が番組で活用されました。
これにより、企業名が全国区のメディアで紹介されるという、費用対効果の高い露出を実現しました。
商品の売上にも貢献しており、YouTubeが強力な営業ツールになっています。
【事例2:業界のトップランナーからの評価】
もう1つの事例として「釣り糸」製品を扱うチャンネルでは、展示会に出展した際、業界内で「チャンピオン」と呼ばれる著名人から「御社の製品が業界内で非常に話題になっている」と声をかけられました。
専門家からの高い評価は、企業への信頼性を一気に高め、オンラインショップでの売上増加につながっています。
これらの事例は、YouTubeが単なる情報発信ツールではなく、「認知度向上」「信頼獲得」「売上貢献」を果たす、強力なビジネスツールであることを示しています。
動画制作を「パターン化」し、短時間で内製化する
動画をスタートし成果を出すためには、動画を継続的に作成する必要があります。
しかし、「作る時間が少ない」「少数の従業員で制作しないといけない」という課題をどう乗り越えるかがテーマです。
あるものづくり企業の女性スタッフは、講座受講中に動画制作を急速に習得しました。
最初は30秒ほどの動画作成に30分かかっていたのですが、次に15秒の動画を作ってくださいとテーマをお伝えするとわずか10分程度で完成できるようになったのです。
このスピードアップの秘訣は、インプットと実践による「パターン化」です。
この方は、普段からSNSなどで動画を見ている習慣があるので構成や見せ方が自然と身につき、「こうすれば良い」というアイデアが瞬時に閃いているように思います。
これにより、動画の内製化と効率化が実現し、「忙しいからできない」と「動画に時間がかかる」という壁を突破できます。
成功を阻む最大の壁:「誰に」が曖昧なこと
「動画を作りたいけど、何を話せばいいか分からない」という悩み。
実は、これこそが動画配信を継続できない最大の原因です。
私は、情報発信における三要素「誰に(ターゲット)」「何を(価値)」「どのように(メディア選び)」という三要素のうち、多くの企業が「どのように」ばかり考えてしまうと指摘します。
つまり、Instagramが流行っている、TikTokが熱いらしいと周りの噂を信じています。
しかし、最も重要で、かつ不透明なままにされているのが「誰に」です。
ターゲットを「40代~50代」といった広い層で設定してしまうと、伝えるべきメッセージがぼやけ、「何を発信していいか分からない」という状態に陥ります。
動画配信で成功を掴むためには、まず立ち止まって「究極的に、誰に届けたいのか?」を深く、細かく掘り下げて明確にすることから始める必要があります。
この「誰に」が明確になれば、「何を」伝えるべきかというネタは尽きることがなくなります。
【事例3:愛する奥さんの誕生日のプレゼントに悩む旦那様】
ハンガリーアクセサリーをネット販売されている方は、リアルイベントがあると売上が上がるのですが、何もイベントがない時の売上問題がありました。
そこで、私が「誰に」を絞ってみませんか?とお伝えしました。
基本、女性モノのアクセサリーなので女性向けのメッセージが多かったのを男性にしてみてはとご提案。
特にプレゼンを何にして良いのか悩む人が一定層おられます。(私もそうです)
そうして、愛する奥さんの誕生日プレゼントに悩む旦那様という対象者を決めて30秒ほどの動画を作られました。
その2日後に「YouTubeの動画を見ていただき旦那さんから商品のご購入がありました!」と大変喜ばれた声で連絡がありました。
動画配信は、戦略的に取り組めば大小関係無く成果が出ると思います。
今、もし御社の情報発信に情報発信の三要素である「誰に」が曖昧なまま配信を続けているなら、一度立ち止まってターゲットを見つめ直してみてください。
また、SNS動画配信が進まないとお悩みの方、やってみたい方が居られれば気軽にご相談ください。
ご希望であればZoomでの相談も承っています。
ご希望であればZoomでの相談も承っています。