2026年07月24日

再生回数が少なくてもYouTubeが仕事につながる理由【小規模ビジネスの動画活用】

  1. YouTubeに動画を投稿していると、どうしても気になるのが再生回数です。
    動画を出したのに、再生回数が伸びない。
    1回、5回、場合によっては0回。
    そうなると、 「この動画は意味がないのでは」
    「自分にはYouTubeは向いていないのでは」
    「やっぱりSNSや動画は難しいのでは」
    そんなふうに感じてしまう方も多いと思います。

    私自身も、以前はそうでした。
    でも、今は少し違う見方をしています。
    ビジネスでYouTubeを使う場合、再生回数が多いか少ないかだけで判断しなくてもいい。
    むしろ、小規模ビジネスにとって大切なのは、たくさんの人に見られることよりも、必要な人に見つけてもらうことだと考えています。

    この記事では、私自身がYouTubeを毎日投稿してきた経験から、再生回数が少なくてもYouTubeが仕事につながる理由についてお伝えします。

    YouTubeは再生回数だけで判断しなくていい

    YouTubeと聞くと、多くの方がまず思い浮かべるのは、

    • バズる
    • YouTuber
    • 再生回数
    • チャンネル登録者数
    • 広告収益

    といったことではないでしょうか。

    もちろん、YouTuberとして活動する場合は、再生回数やチャンネル登録者数はとても大切です。 たくさんの人に見てもらい、広告収益や案件につなげる。
    そのためには、多くの視聴者に届く企画や見せ方が必要になります。

    でも、ビジネスでYouTubeを使う場合は、目的が少し違います。
    小規模ビジネスや中小企業、フリーランスがYouTubeを活用する目的は、必ずしも「多くの人に見られること」ではありません。
    大切なのは、必要な人が検索したときに、自分の動画や情報に出会ってもらうことです。
    つまり、ビジネスYouTubeは「人気者になるための場所」ではなく、
    自分の仕事や考え方を必要な人に見つけてもらうための場所として考えることができます。

    私も以前は、再生回数が伸びないとダメだと思っていた

    私も以前は、YouTubeに対してかなり単純な見方をしていました。 動画を投稿する。
    でも再生回数が上がらない。
    そうなると、
    「これはダメなんだ」
    「この動画には価値がないんだ」
    「自分には向いていないんだ」

    そんなふうに考えていました。

    再生回数が伸びないことを、そのまま失敗のように受け取っていたのです。
    でも、2020年9月1日に受けたビジネスYouTube講座で、YouTubeに対する見方が大きく変わりました。

    そこで言われたのが、 YouTuberと、ビジネスにYouTubeを使う人では目的が違う。
    だから、動画の作り方ややり方も全然違う。

    ということでした。

    これは、私にとってかなり大きな視点の転換でした。

    YouTuberとビジネスYouTubeは目的が違う

    YouTuberの場合は、たくさんの人に視聴されることが大きな目的になります。
    再生回数が増えれば、広告収益につながります。
    チャンネル登録者数が増えれば、影響力も高まります。
    そのため、企画性やエンタメ性、拡散力が大切になります。

    一方で、ビジネスにYouTubeを使う場合は、目的が違います。
    たくさんの人に見られることよりも、自分の商品やサービスを必要としている人に見つけてもらうことが大切です。

    たとえば、

    • どんな仕事をしているのか
    • どんな考え方で仕事をしているのか
    • どんな人に向けたサービスなのか
    • どんな悩みを解決できるのか
    • どんな実績や経験があるのか

    こういった情報を動画として残しておく。
    すると、YouTubeやGoogleで検索されたときに、自分の動画が見つかる可能性が出てきます。

  2. 今で言えば、AI検索やAIの回答の中で、自分の存在や発信が紹介される可能性もあります。
    つまり、ビジネスYouTubeは、再生回数を競うためだけのものではありません。
    検索され、見つけられ、信頼してもらうための情報資産として考えることができます。

    動画は「貯動」として残していく

    私はこの考え方を、少し言葉遊びのように、 貯金ではなく、貯動 と表現することがあります。 「貯動」という言葉は一般的な言葉ではありません。
    でも、動画を1本ずつ積み上げていく感覚としては、とても近いと思っています。
    お金を少しずつ貯めていくように、自分の考え方、仕事の内容、ノウハウ、経験を動画として少しずつ残していく。

    その動画が、すぐに大きな反応を生むとは限りません。
    投稿した直後は、再生回数が0回かもしれません。
    1回、5回しか見られないかもしれません。

    でも、その動画はインターネット上に残ります。
    そして、必要な人が検索したときに、後から見つけてもらえる可能性があります。
    これは、小規模ビジネスにとって、とても大きな意味があります。

    広告のように、出稿を止めたら消えるものではありません。
    一度投稿した動画は、検索される可能性のある情報として残り続けます。
    もちろん、すべての動画が仕事につながるわけではありません。
    それでも、動画を積み上げていくことで、自分の存在や専門性を伝える接点が増えていきます。

    最初は0回、1回、5回でもいい

    私は、そこから1年間、毎日5本の動画投稿を続けました。
    毎日5本と聞くと、かなり多いと感じるかもしれません。
    実際、簡単なことではありませんでした。
    しかも、最初の頃は再生回数が多かったわけではありません。 1回、5回、0回ということもありました。
    普通に考えると、かなり落ち込みます。
    「こんなに投稿しているのに、見られていない」
    「意味があるのだろうか」
    「続ける必要があるのだろうか」
    そう思っても不思議ではありません。

    でも、視点を少しずらすと、見え方が変わります。
    その動画は、単に「今日たくさん見られるため」だけに投稿しているのではありません。
    必要な人に見つけてもらうために、検索の入り口を増やしている。
    自分の仕事や考え方を、インターネット上に置いている。
    未来のお客様に向けて、情報を残している。
    そう考えると、再生回数が少ない動画にも意味が出てきます。

    再生回数が多くても仕事につながらない動画もある

    YouTubeやSNSでは、どうしても数字が目に入ります。
    再生回数が多い動画を見ると、すごいと感じます。
    逆に、再生回数が少ない動画を見ると、価値がないように感じてしまいます。
    でも、ビジネスで考えると、必ずしもそうとは限りません。

    再生回数が多くても、仕事につながっていない動画があります。
    一方で、再生回数は少なくても、必要な人に届いて、問い合わせや相談につながる動画もあります。
    ここで大切なのは、 再生回数が多いかどうかではなく、
    自分の仕事につながる人に届いているかどうか です。

    たとえば、1000人に見られても、まったく仕事につながらない動画。
    一方で、10人にしか見られていなくても、その中の1人が問い合わせをしてくれる動画。
    小規模ビジネスにとって、本当に価値があるのはどちらでしょうか。
    私は、後者だと思っています。
    もちろん、再生回数が多くて仕事にもつながれば、それが一番いいです。
    でも、再生回数が少ないからといって、その動画に意味がないとは言えません。

    小規模ビジネスはバズを狙わなくてもいい

    中小企業やフリーランス、小規模ビジネスがYouTubeを活用する場合、無理にバズを狙う必要はありません。
    むしろ、バズを狙いすぎることで、自分の本来のお客様から離れてしまうこともあります。
    大切なのは、自分の商品やサービスを必要としている人に向けて、わかりやすく、継続的に情報を出していくことです。

    たとえば、

    • よく聞かれる質問に答える動画
    • サービスの考え方を伝える動画
    • 実績や事例を紹介する動画
    • お客様が不安に思うことを解消する動画
    • 専門家としての視点を伝える動画
    • 自分の人柄や仕事への向き合い方が伝わる動画

    こういった動画は、派手にバズるものではないかもしれません。
    でも、検索した人にとっては役に立つ情報になります。
    そして、動画を通して人柄や考え方が伝わることで、問い合わせ前の安心感にもつながります。

  3. これが、ビジネスYouTubeの大きな価値だと思っています。

    YouTubeはGoogle検索やAI検索にもつながる

    今は、YouTubeだけでなく、Google検索やAI検索の視点も大切になっています。
    何かを調べるときに、Googleで検索する人もいれば、YouTubeで検索する人もいます。
    さらに最近では、AIに質問して情報を探す人も増えています。
    そのときに、自分の発信がインターネット上に残っているかどうかは、とても重要です。
    動画のタイトル、説明文、話している内容、関連するブログ記事などが積み上がっていくことで、検索やAIに自分の存在を知ってもらうきっかけになります。

    もちろん、動画を出せば必ず検索上位に出る、AIに必ず紹介される、というわけではありません。 でも、発信していなければ、見つけてもらう可能性は生まれません。
    だからこそ、動画を1本ずつ残していくことには意味があります。

    YouTubeがしんどいと感じる人は、視点を少しずらしてみる

    YouTubeがしんどい。
    動画を出しても反応がない。
    再生回数が伸びない。
    投稿しても意味があるのかわからない。

    そう感じている方は、やり方が完全に間違っているというより、もしかすると「見方」が少しずれているだけかもしれません。
    YouTubeを、 「たくさん見られなければいけない場所」 として見ると苦しくなります。
    でも、 「必要な人に見つけてもらうために、動画を置いていく場所」 として見ると、少し楽になります。 バズらせるためのSNSではなく、必要な人に見つけてもらうためのSNS。 人気者になるためのYouTubeではなく、仕事の内容や考え方を検索に残していくためのYouTube。

    この視点に変わるだけで、投稿のハードルはかなり下がります。

    まとめ:再生回数よりも、必要な人に届くことが大切

    ビジネスでYouTubeを使う場合、再生回数はもちろん大切な指標のひとつです。
    でも、それだけで動画の価値を判断する必要はありません。
    再生回数が少なくても、必要な人に見つけてもらえる動画。
    検索されたときに、自分の仕事や考え方を伝えてくれる動画。
    問い合わせ前の安心感につながる動画。
    未来のお客様との接点になる動画。 そう考えると、YouTubeは小規模ビジネスにとって、とても相性のいい発信方法です。

    再生回数が多くても、仕事につながっていない動画。
    再生回数は少なくても、必要な人に見つけてもらえて、仕事につながっている動画。 どちらがいいでしょうか。

    この問いを持つだけで、YouTubeやSNSはもっと楽に続けられるようになります。
    大切なのは、バズることだけではありません。
    必要な人に見つけてもらうために、動画を残していくこと。

    それが、小規模ビジネスにとってのYouTube活用だと思っています。