今で言えば、AI検索やAIの回答の中で、自分の存在や発信が紹介される可能性もあります。
つまり、ビジネスYouTubeは、再生回数を競うためだけのものではありません。
検索され、見つけられ、信頼してもらうための情報資産として考えることができます。
動画は「貯動」として残していく
私はこの考え方を、少し言葉遊びのように、 貯金ではなく、貯動 と表現することがあります。 「貯動」という言葉は一般的な言葉ではありません。
でも、動画を1本ずつ積み上げていく感覚としては、とても近いと思っています。
お金を少しずつ貯めていくように、自分の考え方、仕事の内容、ノウハウ、経験を動画として少しずつ残していく。
その動画が、すぐに大きな反応を生むとは限りません。
投稿した直後は、再生回数が0回かもしれません。
1回、5回しか見られないかもしれません。
でも、その動画はインターネット上に残ります。
そして、必要な人が検索したときに、後から見つけてもらえる可能性があります。
これは、小規模ビジネスにとって、とても大きな意味があります。
広告のように、出稿を止めたら消えるものではありません。
一度投稿した動画は、検索される可能性のある情報として残り続けます。
もちろん、すべての動画が仕事につながるわけではありません。
それでも、動画を積み上げていくことで、自分の存在や専門性を伝える接点が増えていきます。
最初は0回、1回、5回でもいい
私は、そこから1年間、毎日5本の動画投稿を続けました。
毎日5本と聞くと、かなり多いと感じるかもしれません。
実際、簡単なことではありませんでした。
しかも、最初の頃は再生回数が多かったわけではありません。 1回、5回、0回ということもありました。
普通に考えると、かなり落ち込みます。
「こんなに投稿しているのに、見られていない」
「意味があるのだろうか」
「続ける必要があるのだろうか」
そう思っても不思議ではありません。
でも、視点を少しずらすと、見え方が変わります。
その動画は、単に「今日たくさん見られるため」だけに投稿しているのではありません。
必要な人に見つけてもらうために、検索の入り口を増やしている。
自分の仕事や考え方を、インターネット上に置いている。
未来のお客様に向けて、情報を残している。
そう考えると、再生回数が少ない動画にも意味が出てきます。
再生回数が多くても仕事につながらない動画もある
YouTubeやSNSでは、どうしても数字が目に入ります。
再生回数が多い動画を見ると、すごいと感じます。
逆に、再生回数が少ない動画を見ると、価値がないように感じてしまいます。
でも、ビジネスで考えると、必ずしもそうとは限りません。
再生回数が多くても、仕事につながっていない動画があります。
一方で、再生回数は少なくても、必要な人に届いて、問い合わせや相談につながる動画もあります。
ここで大切なのは、 再生回数が多いかどうかではなく、
自分の仕事につながる人に届いているかどうか です。
たとえば、1000人に見られても、まったく仕事につながらない動画。
一方で、10人にしか見られていなくても、その中の1人が問い合わせをしてくれる動画。
小規模ビジネスにとって、本当に価値があるのはどちらでしょうか。
私は、後者だと思っています。
もちろん、再生回数が多くて仕事にもつながれば、それが一番いいです。
でも、再生回数が少ないからといって、その動画に意味がないとは言えません。
小規模ビジネスはバズを狙わなくてもいい
中小企業やフリーランス、小規模ビジネスがYouTubeを活用する場合、無理にバズを狙う必要はありません。
むしろ、バズを狙いすぎることで、自分の本来のお客様から離れてしまうこともあります。
大切なのは、自分の商品やサービスを必要としている人に向けて、わかりやすく、継続的に情報を出していくことです。
たとえば、
- よく聞かれる質問に答える動画
- サービスの考え方を伝える動画
- 実績や事例を紹介する動画
- お客様が不安に思うことを解消する動画
- 専門家としての視点を伝える動画
- 自分の人柄や仕事への向き合い方が伝わる動画
こういった動画は、派手にバズるものではないかもしれません。
でも、検索した人にとっては役に立つ情報になります。
そして、動画を通して人柄や考え方が伝わることで、問い合わせ前の安心感にもつながります。